備忘録

備忘録にしか使わないです

エムステ「WORLD TRE@SURE in FINLAND」(ワートレ フィンランド) 走ってみました

Moi!

 

初めまして, 舞田類・秋山隼人・蒼井悠介・蒼井享介担当プロデューサーのChopinです.
この度, エムステのイベント「WORLD TRE@SURE in FINLAND」でランキング1位となり, 今後走る方の参考になればと, 記録としてこのブログを書いた.
あまりにも文章を書くことに慣れておらず, 常体と敬体の入り混じる, 論文調の怪しく読みづらい, 堅苦しい約12000字の文章に仕上がっている. しかし, そこを読み飛ばしてもある程度内容が把握できるよう設計してあるので, お時間のある方は全文読んでいただきたい.
目次とおおまかな内容が初めにあるので, お時間のない方は必要な部分のみ読んで情報源としていただきたい.

また, 不明な点等あれば, 上に貼り付けられているTwitterにリプライを送るか, プロミや4thの現地で本人を捕まえて聞くとわかる範囲で情報が落ちてきます.

 

 
0.読まなくていい
1.そんなに長くない 面白いけどどうでもいい
2.ガシャの結果とイベント周回の編成を話してるだけ
3.たぶん1番欲しい情報 ちょい長めだけど必読
4.すごく長い 本気で1位を狙う方は必読(要約あり)
5.参考記事以外の情報はいらないけど読んでほしい

 

 

 

0.WORLD TRE@SURE in FINLAND 開催概要

 

開催日時
2019/02/01 15:00-2019/02/08 23:59 2019/02/02 15:00-2019/02/09 23:59
※AppStoreの障害のため, 1日順延.

 

ランキング報酬
SSR : 【舞い降りた奇跡】蒼井 享介
ランキング&ポイント報酬
SR : 【捧ぐ想いの結晶】清澄 九郎

期間限定スカウトガシャ
SSR : 【氷上に宿る熱】榊 夏来
SR : 【笑顔は世界共通】ピエール

 

イベント新楽曲
「Purely&Kindly」

 

 

 

1.当初の目標とここまで走った理由

 

元々, WT担当上位は完凸まで走ることに決めていた. 担当である悠介・類のWTは終了しており, 隼人はWTで上位になりそうにないため, おそらくWT上位になるであろう享介は悔いの残らないように走りたいと考えていた.
また, 昔からヘタリアという作品がとても好きで, なかでもフィンランドはグッズを集めるほど一番のお気に入りのキャラクターであった. そこから, フィンランドという国について知り, いつかは行ってみたいと強く思っていた.
WTシリーズが始まった当初から, 「WTフィンランドきたら担当いなくても完凸まで走ります」と宣言していたが, 日本ではあまり知られていない国であるため, 現実になることはないだろうと思っていた.
しかし忘れもしない1/22, 時期的に次のWTのMVが生放送で公開されるだろうと言われており, リアルタイムで視聴していた. そこに次のWTはフィンランド, センターが享介と夏来という知らせが. どう考えても享介上位以外ありえないと考え, 即座に「WTフィンランド1桁取ります」と周りに宣言. こんなツイートも.

ただ, 単に1桁を取るのではなく, 折角上位にいるのなら名前芸でフィンランドの面白い文化や言葉(フィンランド語の発音はとてもかわいらしいものが多い)を入れることで, 他のプロデューサーにフィンランドの良さを知ってもらう1番大きな機会だと考え, それを実践しました. ゆえに, 「泥サッカー国際選手権*」などの意味の分からない名前で2位に居座っており, これだけ見た人は完全に何のことか分からないという状況だった.
最終日に, 駐日フィンランド大使館の方のWTフィンランドが気になるというツイートを見て, まさかここまで伝わるとは思わず, 感極まって大号泣をした. (この時点で1位はほぼ確定していた.)
どちらかというとフィンランド成分が強めではあるが, 以上の理由でここまでWTフィンランドを走った. おそらく, このような理由でここまで走った人は最初で最後だろう.
マイデスクの掛け合いでも, フィンランドの文化や言葉に触れることができるので, ぜひ設定してみてほしい. (例として, 享介と九郎くんの会話ではフィンランドのお菓子サルミアッキ(Salmiakki)について言及がある. 日本での購入手段はAmazon等の通販しかないが, 興味のある方はインターネットでその味についてよく調べてから購入を検討してほしい. ちなみに,Salmiakkiという言葉はフィンランド語で塩化アンモニウムという意味もある.)

※追記 こんなツイートを前年7月にしていた模様. この頃はこんなことになるとは微塵も思っていない様子.

 

*フィンランドで開催される所謂奇祭. 湖が多いが故に夏場は氷が解け沼地になり, そこの上でサッカーをする. 似たような祭りは蒼井兄弟の出身地でもある長野県でも過去に開催されていた.

 

 

 

2.期間限定スカウトガシャと編成について

 

ガシャ開始前のMスター・10連チケットの数
有償Mスター:約11,000個
無償Mスター:約21,000個
10連チケット:2枚

 

予定:100~150連(10連チケ含め)
結果:120連目で限定SSR夏来を引き撤退 (ピエールは5凸) 

※追記 ガシャ運に関しては相当良い方である. 筆者は絵心が一切なく, 願掛けの意味も込めて, 以前描いて身内に大受けしたカエールを再度描いた. 当時は恐ろしいことに素で目を多く描いてしまったのである. 前半50連でピエール4凸と, 目の数の訂正を本人から猛烈に受けたのである.

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イベントユニット(左から順に)
【エールを力に】舞田類 [完凸] (WTハワイランキング報酬)
【始まりを告げる音】秋山隼人 [完凸] (正月イベ2019ランキング報酬)
【笑顔は世界共通】ピエール [5凸] (WTフィンランドガシャSR、センター)
【氷上に宿る熱】榊夏来 [無凸] (WTフィンランドガシャSSR)
【捧ぐ想いの結晶】清澄九郎 [4凸] (WTフィンランドポイント報酬SR)
{【新たな一服】清澄九郎 [無凸] (恒常SR、ポイント報酬SR全回収前まで編成)}

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※追記 初日に恒常九郎くんを入れた理由は, 絆Lvの育成が追い付かず, ライブLvがMAXになり, より多くのポイントを稼げるようになる前に, 絆LvUPの演出でのタイムロス(2回, 計3~4秒)を避ける狙いがある. 本来ならイベントを周回するメンバーが確定した時点で, イベント前にメインストーリーを周回して(Mスターを回収しつつ)絆Lvを上げていくのが最も良い方法である.

 

ガシャ終了後・イベ開始前のゼリー・Mスターの数
100ゼリー418個/50ゼリー147個/20ゼリー78個
Mスター:約32,000個(ほぼすべて有償)

 

 

 

3.時系列順・スケジュールと各種データの推移

※日付のカウントはゲーム内の日付変更と同様午前5時に設定. (以降24時間表記)
※ゼリーの数にイベント限定のものは含まず.

 


2/2(土) イベント初日
この日のスケジュール [起床時間8:00/就寝時間4:00]
15:30に用事から帰宅, その後はフリー.

稼働時間:10時間(17:00~4:00, 休憩計1時間)
pt数変化(日):+9,073,435pt (9,073,435pt)
停止時順位:7位
平均速度:約90万pt/時
純資産減:100ゼリー78個/50ゼリー92個/20ゼリー3個
(Mスター換算:約6,200個相当)

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2/3(日) イベント2日目
この日のスケジュール [起床時間14:00/就寝時間3:30 前日から10時間睡眠]
22:00以降に翌日の試験勉強.

稼働時間:不明(6時間?)
pt数変化(日):+6,290,980pt (15,364,415pt)
停止時順位:8位
平均速度:約100万pt/時
純資産減:100ゼリー75個/50ゼリー55個/20ゼリー3個
(Mスター換算:約5,100個相当)

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2/4(月) イベント3日目
この日のスケジュール [起床時間8:30/就寝時間3:30 前日から5時間睡眠]
10:30~12:00に試験, 以降フリー.

稼働時間:12時間 (13:00~3:00, 休憩計2時間)
pt数変化(日):+13,743,415pt (29,107,830pt)
停止時順位:5位
平均速度:約110万pt/時
純資産減:100ゼリー224個/20ゼリー72個
(Mスター換算:約11,900個相当)

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2/5(火) イベント4日目
この日のスケジュール [起床時間10:00/就寝時間2:30 前日から6時間半睡眠]
12:00~17:30に実験, 以降フリー.

稼働時間:8時間 (11:00~12:00&18:00~2:00, 休憩計1時間)
pt数変化(日):+9,901,375pt (39,009,205pt)
停止時順位:4位
平均速度:約120万pt/時
純資産減:100ゼリー41個/Mスター6,450個
(Mスター換算:約8,500個相当)

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2/6(水) イベント5日目
この日のスケジュール [起床時間7:30/就寝時間3:00 前日から5時間睡眠]
8:30~11:00に講義, 以降フリー.
17:20にランキングが3位へ浮上

稼働時間:12時間 (12:30~2:30, 休憩計2時間)
pt数変化(日):+16,122,820pt (55,132,025pt)
停止時順位:3位
平均速度:約130万pt/時
純資産減:Mスター12,900個

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2/7(木) イベント6日目
この日のスケジュール [起床時間11:00/就寝時間3:30 前日から8時間睡眠]
春休み開始. 13:30~17:30に所属アイマス研究会の会合のため計1時間ほど触れず.
1:25に, ランキングが2位へ浮上

稼働時間:12時間 (11:00~3:30, 休憩計4時間半)
pt数変化(日):+14,916,855pt (70,048,880pt)
停止時順位:2位
平均速度:約120万pt/時
純資産減:Mスター12,150個

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2/8(金) イベント7日目
この日のスケジュール [起床時間11:00/就寝時間--:-- 前日から7時間半睡眠]
20:30から友人P宅で泊まり込み.
11:00時点で, 1位との差は約1300万pt. 21:00時点での差は約400万pt.
21:00では1位, 2位(筆者)の両者ともに走っており, 5時間後の2:00時点では差が約150万ptに詰まった.
0:00~2:00のどこかで, 200万pt超/時の速度を記録. (5chエムステ本スレの情報)
4:30以降, 両者の差は数千ptとなるが, 互いにアピタイが不調となり, ポイントが伸び悩みその差も膠着.

 

※多忙のためこの時点での統計は取れず、翌日5:30のデータに基づく推測値
稼働時間:17時間 (11:00~20:30&21:00~5:00, 休憩約30分)
pt数変化:+約23,500,000pt (約93,500,000pt)
日付変更時順位:2位
平均速度:約140万pt/時
純資産減:不明 (約12,500個?)

 


2/9(土) イベント最終日
この日のスケジュール [起床時間--:--/就寝時間2:00 前日から徹夜]
友人P宅に泊まり込み.
5:34に, ランキングが1位へ浮上, その後20分後に抜き返されるが再び1位へ.

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7:30時点で2位との差が約120万pt, 8:40時点では差が約210万ptとなる.
10:00に1億ptへ到達, この時点で2位の速度が緩み始め, 実質的な撤退宣言とみなす.

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4時間で抜かれないポイント(500万pt)を意識し, 12:00まで走り一旦1.02億ptでストップ.
その後, 2位に若干の動きがあったのと, 歴代の1位のptを抜きたいという欲から, 1.05億ptまで走り終了.
(この日, 関東では珍しく積もるほどの雪が降った. WTフィンランド最終日に雪が降ったのである.)

 

※前日推測値からの差
稼働時間:9時間 (5:00~12:00&14:30~16:30, 休憩なし)
pt数変化:+約11,723,040pt (105,223,040pt)
停止時順位:1位
平均速度:約130万pt/時
純資産減:約7,700個 f:id:Side_chopin:20190223052201j:plain

 


総稼働時間:86時間
最終pt数:105,223,040pt (終了時点で1位としては歴代3位のpt数)
平均速度:約120万pt/時
総資産減:100ゼリー418個/50ゼリー147個/20ゼリー78個/Mスター51,800個
(Mスター換算:約77,000個相当)
ガシャでの資産減:27,560個+10連チケット2枚 (130連+有償単発1回)
期間中の課金額:約6万円(MスターG×6回)

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4.なぜ1位を取れたのかの考察

※時間のない方向けに項目を挙げた後に簡単な要約があります 併せてどうぞ.

 

①端末・回線環境と平均速度

これが一番大きな要因であることは間違いない.
端末をXperia Z5からiPad 第6世代(2018春発売・廉価版モデル)に変えたところ, 周回がスムーズになった. iPadを購入した理由はエムステのためだけではなく, シャニマスが手持ちの機器ではきちんと動かなかったこと, デレステのMASTER+の処理落ちがひどく何度もフルコンを逃したこと, デレステ・ミリシタ・エムステの3DのMVが軽量モードでないと見られないことなどである.
Xperia Z5ではイベントプロデュースを1周*するのに, 最低保証**で1分半かかっていたが, iPadでは最速1分を切るタイムを出すことができた.
これは, 100%アピールタイム中(5分)にXperia Z5ではおおよそイベントプロデュースを3周半行えるが, iPadでは5周行えることになる. (実際は最低保証での周回ではないため, Xperia Z5で2周半, iPadで3周半と約1周分の差がついた.)
周回数が多ければ多いほど, より多くのライブをアピールタイム中に行えるだけでなく, アピールタイム継続の機会をより多く得ることに繋がる. またそれがアピールタイムのUP率増加にも繋がり, アンコールライブが発生すればさらに多くのポイントを得ることができる.
また, 単純な理由として, Xperia Z5の経年劣化もあり, 蓄電池の容量が圧倒的に異なるというところも挙げられる. 電池容量が少ないからといって充電しながらプレイすると, 機械は熱を帯びるとRAMの処理速度が落ちるため, これも周回速度を遅くする要因となる.

*トップ画面からスタートし, イベントプロデュース終了後トップ画面に戻ってくるまでのサイクルを指す
**アイドルのスカウトやメモの取得が一切なく, チャレンジステージも1回しか発生しなかった事例を指す

 

また, イベントを周回するにあたり周回速度を上げるため, 自宅や友人P宅でのWi-fi回線の選択には注意を払った.
通常, Wi-fiの通信規格には, 2.4GHz帯と5GHz帯の2種類がある.
2.4GHz帯は, 壁や扉などの障害物に強く, ルーターのあるフロアにいなくとも接続が安定するという利点があるが, 各機器に割り当てられるチャンネルに重なりがあったり, 電子レンジ使用時に発されるマイクロ波の周波数が約2.45GHzと周波数が近いこともあり, 複数機器で同時に通信したり, 電子レンジを使用したりすると通信の安定性が失われる.
一方5GHz帯は, 障害物に弱く, 接続可能な範囲が2.4GHz帯に比べ狭範囲ではあるが, チャンネルの重なりがなく, 他の家電製品等とも波長帯域が被らないため, 安定かつ高速な通信が可能なのである. (「Wi-fi 帯域」で検索すると有益かつ詳細な情報を得ることができる. お好きな方はどうぞ.)
要約すると, ルーター付近でプレイできる場合は5GHz帯を選択し, 5GHz帯で接続ができない場合は2.4GHz帯を選択したほうがよく, 同時に接続する機器(パソコンなど)は使用していない帯域に接続するとよい, ということである.
帯域の見分け方は, ルーター本体にSSIDと共に書かれていることが多い. そうでない場合は, SSID中の振り分けのアルファベットで判別することができる. 「ac」「a」が含まれている場合は5GHz帯, 「g」「b」が含まれている場合は2.4GHz帯である.

 

以上に挙げた端末と回線の環境に気を配ることで, 短時間でより多くのポイントを得ることができ, 同じ資産を消費してもより多くのポイントを得ることができる.
さらに, 1位に挑んでみる決断の材料として, 当時の1位(最終2位)の平均速度が約100万pt/時 付近であり, ポイント数の差から考えてもイベント終了までに抜ききる平均速度を筆者自身が維持できていたことが最も大きな要因となった. (自分の平均速度を把握するためにも, ライブLv.がMAXになった以降に, 一度平均速度を概算することをおすすめする.)

 


②春休み中の学生であったこと

筆者自身は, 各所のプロフィールから読み取れる通り, 時間に余裕のある大学生(学部生)である. また, 2/7から大学の春休みになったため, 上位層の多くを占めるであろう社会人とは異なり, 平日(特に後半の木金)に多くの時間を割けるという点で非常に有利であった. (ただし最終2位の方は平日でもかなりの時間ポイントの変動があったため, この点は有利とは言えるかは微妙なところである. そして総稼働時間も2位の方が長い疑惑も...)
実際, 筆者の周囲でも「ソシャゲは時間のある大学生のうちに走れ」という話はよく聞く. エムステは, SideM(モバゲー版)とは異なり, 所謂「時間を金で買う」ということが利かないという面があるため, 時間に余裕があり, ある程度のお金を出す勇気のある学生さんはトップ層へのチャレンジをしてみてはいかがだろうか. (ただし, 学業との天秤は慎重に見極めてほしい. イベント期間中に試験のあった科目で単位を落としかけたり, 課題を後回しにしたためイベント後にもう一度徹夜をする羽目になった筆者のようにはなってはいけない.)

 


③睡眠時間と体調管理

イベントを走るにあたってまず睡眠時間を削って走る方が多いが, これはなるべく避けたい事態である. 時間がない場合の最終手段として用いる場合が多いが, なるべくならイベント最終日の集中力を切らさないためにも二晩以上の徹夜でイベント最終日を迎えることは避けた方がよいと考える. やるのであれば前半にスタートダッシュで走り続けた方が良いと感じる. (今回筆者は, 当初の目標が1桁であったこと, イベント3日目に試験があったことなどの理由でスタートダッシュはしなかった.)
また, エナジードリンク類の飲用も医学上の観点からもあまりおすすめはできない. 普段飲み慣れてしまっている人は, その効果が薄れてしまう. 最終日にどうしても眠くなってしまった時の最終手段として温存しておいた方が良いのかもしれない. (筆者はエナジードリンク飲用経験が全くなく, また徹夜中の脈拍がおかしいことに気が付いたので今回は一切飲まなかった. 代用として, カフェラテとブドウ糖配合のラムネを一晩摂取していた.)
眠気を防ぐために, 筆者は音楽を流しながらそれにコールを入れてやり過ごしていた. (厄介に片足を突っ込んだコールをしていたのは, 現地では絶対にしないので内密にしていただきたい.)
インフルエンザや風邪などにも当然注意を払う必要がある. イベント期間中の手洗いうがいはもとより, 加湿も効果的な予防になり, 肌の乾燥を防ぐこともできる.

 


④モチベーション維持と精神力の強さ

至極当然のことである. イベントは約1週間, その間モチベーションを維持できるかも大事な要素である. 筆者の場合はSideMだけでない理由も持ち合わせていたため, モチベーション維持のための材料は比較的多かった方であると自負している.
モチベーションが維持できない, つらく感じてきた, という方は, 仲のいい友人や同僚P, あるいはフォロワーといった方と通話をしながらイベントを走ってみてはいかがだろうか. LINEやSkype, 近年ではDiscordなど簡単に音声通話のできるソフトが増えているので有効活用してみてほしい.
近隣に仲のいい友人が住んでいる場合, (迷惑でなければ)家にお邪魔して会話をしながらイベントを走るというのも, ③の眠気対策にもモチベーションの維持にも効果的である. (筆者は最終日前夜から友人P宅にお邪魔し, 友人Pに徹夜をしてもらいポイントの観測までしてもらった. 功労者である.)
沈んだ気持ちではなかなかイベントを走ることができない. ゆえに自分のテンションを上げられるものを事前に用意しておくのも1つの手である.
心が折れたものから脱落していくトップ層の争いにおいて, 精神の強さは非常に重要であることは, ランキング機能のあるどのゲームにおいても共通する事項である.

 


⑤名前芸をして, 自分の素性を隠す

これはミリシタのランカーから事前に教わった話である. 自分の動きを他に察されないために, イベント期間中はエムステに関して言及するTwitterのアカウントをすべて非公開(鍵垢)にし, 外出や別のイベントの予定, 仕事や寝る時間などを他に知られないようにした方がよい. どこまで走るか, また目標ptを過去につぶやいていたなら尚更である.
また, エムステのP名は容易に変更が可能であるため, 所謂名前芸をして, ランキングから自分が誰であるかを知られないようにする, というのもある種作戦の1つである. (前述の通り筆者は別の理由から名前芸をしていた, その名の通り芸人である.)
イベント後に調査したところ, ランキング上位にいたプロデューサーのうち, かなりの数のプロデューサーのTwitterアカウントは探すことができた. (おそらくフォロワーのフォロワーなど, 間接的につながっている人も多いのだろう.)
ポイント数の推移からどうしても行動パターンが割れてしまうことはあるが, そのリスクは極限まで低くするべきだと感じる.
フォロワーと戦うことになったらもう諦めてください. 仲良く一緒に楽しい戦いをしてください.

 


⑥エムステにある程度触り慣れていて, 編成をそれなりに揃えられていた

考察としてあげた項目のうち, 唯一エムステに関係する要因である.
筆者は過去に5回エムステのランキング報酬を獲得している(うち1回がWTハワイ完凸, 1回が通常イベ完凸, 残り3回は6凸以下(WT・通常・合同ライブ形式各1回ずつ), ちなみに完凸しているイベントはすべて端末はiPad, 6凸以下のイベントはすべて端末がXperia Z5であった.).
特に, ちょうど1ヶ月前の隼人上位イベントを完凸までかなりのスピードで走っていたため, 1日で積めるポイント数の限界, 最終的に積めるポイント数の限界を自分で理解していた. (この時, ミリシタの担当上位と期間がほぼ被っていたため, イベント初日にエムステをほぼ走り切ったという経験をした.)
また, イベント特攻付きのカードは2~3枚であるため, それ以外の枠は他のカードで埋めることになる. そのため, 2枚(できれば3枚)はそれなりの強さのカードを準備する必要がある. そのためにも, 完凸のランキング報酬SRを2枚準備しておくと心強い. (担当の以前の完凸ランキング報酬SRを入れるのもよし, 揃えられないなら担当以外の好きなアイドルで完凸を取るのもよし, 最近では500位完凸ボーダーが300万ptを割るイベントもあるため, ボーダーの低いイベントで試走もかねて完凸ランキング報酬SRを作るのもよし.)
ただし, 恒常SSRがかなり限界突破できていて総合力が高いのなら, 当然それを編成した方が良い. (参考までに総合力の比較. ランキング報酬SR完凸>恒常SSR3凸)
ガシャ運も味方し, 結果として, 筆者はイベント特攻付きのカード3枚と以前のランキング報酬完凸カード2枚を編成してイベントを走ることになった. (もし仮にイベント特攻ガシャSSR夏来が引けなかった場合, WTハワイガシャSRのかのんくん(5凸)を編成する予定だった.)

 


以上の要因で, 1位を取ることができたのではないかと考える.

 


長い人のための要約
①端末課金と回線はわりと大事, 1周1分前後が理想. 自分の時速も把握すること.
②時間のある暇な人はめっちゃ走れるから有利.
③よく寝てエナドリに頼らないように. 風邪予防や加湿も大事.
④強い精神力を持つ者がソシャゲを制する.
Twitterは鍵垢に, 名前芸をして素性を隠す.
⑥エムステ慣れしよう. イベント特攻以外の枠も強いカードで埋められると良い.

 

また金銭面としては, ゼリーやMスターが全くない状態と仮定すると, 1億ptに到達するのにおおよそ8万+ガシャ代となる.
ある程度の備蓄があったこと, 運良くガシャのカードを2枚揃えられたことから, 結果的に期間中の課金は6万で済んだ. 予定の150連到達までに夏来が引けない, あるいはピエールの凸数が少ないという状況であれば, ここまでポイントを積めることもなかっただろう.

 

 

 

5.まとめと感想

まず, おそらくもう2度とここまでは走らないと強く思った.
出費が大きすぎるのと, とにかく時間を割かれて他の多くのことを犠牲にしている状況だったがゆえに, あとからしっぺ返しを食らった.
また, その後SideMでバレンタイン限定ボイスを聞くために相当走ったり, ほぼ同時期に開催されていたミリシタのイベント「成長Chu→LOVER!!」の上位報酬カードや, シャニマスのバレンタイン記念プロデューサーズカップの担当アイドル(三峰結華)の金称号(500位以内)が欲しかったこともあり, 結局2月中旬まで何かしらを常時走っているという状況が続き, 結果的にソシャゲ疲れに陥ってしまった. (「成長Chu→LOVER!!」は目標30,000ptに1日で到達, プロデューサーズカップも無事300位台にランクインできた.)

 

ただ, 同僚, チームメンバー(W担当Pチームに所属しているためかなりの人数がトップ100にいた), アイマス研究会のメンバー, 直前に傭兵としてお邪魔していたミリシタラウンジのメンバー, フォロワー, 事情を知っている高校同期など多くの方から応援をいただいて走れたことはとても励みになった.
また, イベント終了後にたくさんの方からお祝いの言葉や, 「芬領さんだ!」といっていただけることがとても嬉しかった. 各所で祝勝会を開いていただけることになったので, 今から非常に楽しみである.

私がこのイベントを通して伝えたいことは, 「フィンランドがいい国である」ということだけである. これをきっかけに, フィンランドという国に興味を持ち, そのことを皆さんに感じ取っていただければ, それだけで私のイベントを走った目的が達成されるのだ.
フィンランドでライブを行った, 夏来, ピエール, 九郎くん, そして享介にも, そのことが伝わっているのを切に願いたい.

 

イベント期間中に多大なる迷惑をかけながらも最終日夜まで付き合ってくれた友人P5名, イベント中の体調管理についてご教授いただいた学科同期P, 過去のWT最上位層の状況を問い合わせたところ快く情報を提供してくださった同僚P, エムステの備忘録をブログ等で残してくださっていたP諸氏, メンバーではないものの通話に参加することを快諾してくださったミリシタラウンジ「Own Pallet」の諸氏, 会合で応援してくださったアイマス研究会会員の諸氏, SideMのチーム掲示板で応援してくださったチーム「MirrorBlue」の諸氏, ポイント経過のスクショに応援のリプライをつけてくださったフォロワー諸氏, イベント結果発表のツイートにリプライ, RT, いいねをつけてくださった皆様に感謝の意を伝えたい.

また, みりん様の記事を参考にイベントの計画を立てた. この備忘録を書くにあたって, リンクの掲載を快く許可していただき, またツイートで紹介までしてくださった. 感謝してもしきれない思いである. その後のMフェス2018も含め, 考察で述べた精神力の強さが遺憾なく発揮されている例である. 現在ではステータスの大幅調整など, 仕様が記事の時点と異なっているため, その点は注意が必要である.

mirin-soraneko.hatenablog.com

 

最後に, 折角の機会であるので, 拙いフィンランド語でこの備忘録を締めたい.
Kiitos, ja moi moi!! (ありがとう, そしてバイバイ!!)